2016.5/4  闘うインテリア、忍び寄る小さな手



家の中のものを、色々作りました。

※ 以下の写真、途中で引越しをしたので前の家と今の家が混在していますが気にしないでください。

これはごみ箱です。



下の引き出しは、ペットボトルやビンなどの分別ごみを入れるスペースです。



中は内箱式で、かぶせたゴミ袋が外から見えない仕様です。



隙間なくふたが閉まるので生ごみも捨てられます。



このふたが手でとても開けやすく、ペダル式ごみ箱に慣れた現代人でも苦になりません。


かつてのプフレーゲライヒト店内の棚とまるで兄弟のようによく似た棚も作りました。



幅120cm。食器棚として使っています。
たいした食器は持っていませんが、売り物みたいに並べて楽しんでいました。



使っているうちに収納を増やしたくなり、引き出しを付けました。
引き出しは箱型でなく、サイドのないL字形を差し込むだけの簡単なものです。

ウォールミラーも作りました。



市販品のリメイクです。

↓このようなシンプルなスタンドミラーに、



↓木枠を作って



↓タイルを敷いて完成です。



それから飾り棚も作りました。



昔プフレーゲライヒトの店内BGM用に使っていた7000円のCDラジオ、壊れかけですがまだ使えています。

板の縁はホームセンターで、飾りカット加工をしてもらいました。



スパイスラック付きのダイニングテーブルも作りました。



夫が料理好きで、スパイスがどんどん増えるのです。
この頃はダイニングと呼べないほど部屋が狭く、背後がすぐ台所だったので、省スペースになって便利でした。

ほかにも色々作り、暮らしやすさの実現に励んでいました。



そんな中、2014年に娘が生まれました。


仰向けに寝ているだけの時期を過ぎて、はいはいが始まると…

まずは手に届く位置にある、色とりどりのスパイスに興味しんしんです。

でもうっかり辛いものを舐めてしまったらいけないので片付けることにしました。

ラックは撤去し、何の変哲もない四角いテーブルになりました。



↑現在の状態。

そしてその頃ちょうどはいはいの目線の高さにある、ゴミ箱の引き出しも開けてしまうようになったので、パッチン錠を付けました。



しかし娘は負けなかった。

引き出しが開かなくてもぐいぐい取っ手を引っ張って、全体を移動させます。
ごみ箱がひとりでに動いている…その陰に娘が。という状況です。
戻しても戻しても移動しているので、隣の食器棚にビニール紐でくくりつけることにしました。

動かすくらいいいじゃないか、のびのび遊ばせてやりたい…とは思っても
なにしろ相手は0歳(当時)。
本能のまま何も恐れず立ち向かって行き、触る、なめる、落とす、投げる…。

チャイルドゲートなどで立ち入り禁止区域を作らない分、危険を取り除く方向で行くことにしました。


出産前、赤ちゃん対策にと作っておいたコンセントボックスは、



中を開けていたずらするようになったので、100円のチャイルドロックを両面テープで付けました。



そして食器棚の下の段には野菜を入れていたのですが、
(↓豆乳は気にしないでください)



娘は歯が生えてくると生野菜をかじり始めたので、野菜は洗濯ネットに入れることにしました。



もう見栄えを考えている暇もなく、どんどん雑になって行きます。

そしてウォールミラー。



(↑当時0歳)このようにかけていたのですが、
つかまり立ちが始まると、ウォールミラーの側面を両手でがっしり掴んで左右にグラングラン揺らすのを日課にし始めました。

万が一、足に落下でもしたら…と気が気ではないので、

ニトリの鏡に変えました。



そして食器棚が、これまた大変でした。

布カーテンをかけていたのですが、娘がちぎれんばかりにグイーッと引っ張り、立つ際の支えにします。

一人で立った!すごい!がんばれ〜!でもカーテンがーーーー!
と、色んな意味でハラハラしながら我が子の成長を見つめます。
結局カーテンは撤去。

そして完全に立てるようになると、娘の手の届く中段には何も置けなくなり、その分上の段がぎゅうぎゅうになります。



小さい子のいる家あるあるらしいです。

そのうち上の段も手が届き始めてしまい、食器は逃げるように奥へ奥へ…。

うっかり手前に置くと、背伸びして取ってはリアル食器でガッシャンガッシャンとままごとを始めてしまいます。

そこでダミー登場です。



プラスチックの食器(100円)を買って中段に置いたら、これで遊んでくれるようになりました。

それから台所には、カウンターワゴンも自作したのですが…



結局これも、娘の手に届く位置に物を置こうものならドサドサ落とされてポイポイ投げられるので、ほとんど物が入れられなくなりました。

仕方なく台所のあちこちに暫定的な置き場を作って置くはめに。



もう見栄えは最悪です。

すっきり暮らせない、自分の思い通りにできない部屋の中を見渡して、もやもやもやもやもや…。


でも私も負けませんでした。

カウンターは作り直しました。



高さは1m以上あります。大容量の引き出し付きです。

表側。さりげなくごみ箱と柄を揃えました。



脚はサイドにぴったり付いているのでグラつきません。
天板はオイル塗装した上から蜜蝋ワックスを塗っただけですがしっかり水を弾き、濡れた物も置けます。

台所中に分散させていた物もやっと入れられるようになり、すっきりしました。



そして例の飾り棚は、



娘が近くの椅子によじ登って端からいじるようになったので、

届かないよう小さな飾り棚に変更です。もう市販品を買いました。



棚に合わせて、CDラジオもさらに小さいものに替えました。
音質などどうでもいいのです。この棚に乗るサイズならそれでいいのです。




貼り直したそばから破られる障子…
でも危険じゃないから放置。
諦めも必要です。

そしてついに落書きも始まりました。



これも危険じゃないから目を瞑ります。
しかしこの食器棚、中段を避けて上段に重ねまくった食器をそろそろ普通に取り出したいので、扉を付ける計画が進んでいます。
扉ごとお絵かきボードにされそうですが…。

ほかにも寝室、玄関、家中至るところでこんな風に娘と攻防戦を繰り広げては、インテリアがどんどん変化していきます。



もうすぐ2歳。

背が伸びて、手が届く場所も増えたけれど、
「これは触らないでね」などと言葉で言えば聞いてくれるようにもなってきました。

テーブルも棚も、じつは妊娠中に「手作りの溢れる、温かい家に赤ちゃんを迎え入れたい」との思いで
大きなおなかを抱えてホームセンターへ行き、
内側から膀胱を蹴られながら、材木を担いで帰って作ったものでした。
出産したら
「これを作った時、○○ちゃんもおなかにいたね。一緒に作ったね。」
と話しかけるんだ、などとほのぼのした光景を夢見ていました。

現実はそんな甘いものではありませんでした。

撤去したものは、いつか落ち着いて使える日のために取っておくことはせず、
娘の成長や家族のライフスタイルに合わせて、その時その時でまた最適な物を作っていくつもりです。

そしていつか本当に娘と一緒に作ったり、好みを聞いて取り入れたりする日も楽しみです。

そんな母の気持ちなど全く知らない娘は今日も元気に、家中を走り回って、大切な物でもお構いなしにごみ箱を開けては放り込んでいきます。

私は「そうか、ごみ箱気に入ってくれたんだね」と目を細めつつ、
さてロックをつけようか…届かないように高い台に乗せようか…
と、第何ラウンド目かわからないゴングの音を頭の中で鳴らしています。



プフレーゲライヒトのおはなし